

全国こだわり米農家大集合!東米商商談会 in 東京
新潟県産こしひかりに山形県産産はえぬき、秋田産あきたこまちに北海道産ゆめぴりかなどなど、お米の種類は品種、産地などに分類されているのはご存知の通り。そして今やスーパーでもいろんなお米を買うことができます。値段もピンキリ。さて皆さんは毎日どんなお米を食べていますか?今回開催された東米商(東京都米穀小売商業組合)商談会には全国各地から厳選されたこだわり米農家さんが大集合しました。そう、お米の種類って品種や産地だけではないんです。無農薬や有機栽培、特別栽培、慣行農法とか、もっと言えば作り手農家さんの数だけお米の種類はあるんです。山形飯豊山水系の水で育てた特別栽培米や、魚沼の信濃川と魚野川が合流する三角圃場で栽培し雪室保存した米とか、農家さんごとに栽培環境にお合わせて様々な工夫と栽培努力があって、だからお米の味もお米農家さんの数だけあるわけです。スーパーで売っているお米はそういった農家さんのお米を集めて、○○産の○○品種で一括りにして売っているというわけです。ある意味ブレンド米なんですね。お気に入りの農家さんのお気に入りのお米を選ぶ楽しみがもっとあっても


たのしまるの農家さん
久留米市田主丸町(たぬしまる)の元気はつらつ農家さん一家を訪ねてきました。田主丸は“たのしまる”とも言われ、この地名由来そのものが物語性をもっています。そもそもは、筑後国全権田主丸大庄屋、菊池丹後が田主丸町の開祖とのこと。その丹後の往生観である「我極楽世界楽生」の「我楽しう生まる」から「たぬしまる」の名が付いたと伝えられています。なんて素敵な由来なんでしょう。場所は耳納山のふもとの田園地帯。ここで地名のごとく楽しく幸せに農業を営んでいる田中さんご一家。無農薬のお米を栽培して地域のお客様に直接配達している農家さんです。お客様の5割が毎月注文をしてくれるリピーターだとか。お父様(おじいちゃん)は造園業も営み、その傍ら毎年しめ飾りをつくる職人さんでもあります。そのおじいちゃん、「最近では正月にしめ飾りをつけるひとも少なくなって。車のお飾りなんて見なくなったなぁ。」とポツリ。そのときふと思ったこと。確かに昔ながらのしめ飾りはつけなくなったけど、お正月の初詣やお酉さんは賑わっているし、何か一工夫あればおじいちゃんのしめ飾りももっと売れるんじゃないかと。例え